2015/01/02

iMac 2011のHDD交換作業まとめ


iMac 2011の標準HDDは500GBで、空き容量は50GBとなっていました。
これを、HGSTの4TBに交換した手順をまとめます。

●用意したもの
・新HDD:HGST HUS724040ALA641
・HDDケース:Logitec LHR-EGEU3F
・Thunderbolt→USB3.0/eSATAアダプタ:Kanex KTU10
・トルクスドライバー:T8、T10
・吸盤フック:100円ショップの2個セット

1. 内蔵HDDの内容を新HDDにコピー
新HDDを外付けケースに入れてKTU10〜Thunderbolt経由でiMacにつなぎます。
(今回はケース側のUSB3.0が不調のため、eSATAを使いました。)
ディスクユーティリティの復元機能を使って丸ごとコピーします。
450GBのコピーに1時間半ほどでした。

2. ディクプレイを外す
吸盤フックを左右上部に付けて手前に倒すと簡単にパネルが外れます。
左右計8ヶ所のT10ネジを外して液晶パネル上部を持ち上げます。
本体とパネル裏面に4ヶ所コネクタが繋がっているので、本体側を外します。
特に、中央部の平たいコネクタは、ワイヤーフックが付いているので、
むやみに引っ張らずにベロを手前(モニタ上側)に倒してから外します。
パネルが微妙に重いのと、覗き込みながらの作業で一番辛い作業です。

※かなりホコリが溜まっていたので、エアダスターで掃除しました。

3. HDD交換
中央上部にあるHDDから2つのケーブルを外し、左右に付いているT8ネジを外して新しいHDDに付け替えます。
HDD上部(ラベル側)にスポンジが付いているので、それも新HDDに付け替えます。
HDDの高さは、オリジナルの20mmと比べて新HDDは一般的な25mmですが、ちゃんと収まりました。

4. ディスプレイを戻す
外した時の手順を逆に行うだけですが、中央部のコネクタが短くて接続に苦戦します。
パネルを下部にずらすとつなぎやすくなります。
ネジも穴の近くに磁石があって苦戦します。
ピンセットで支えながらの作業がやりやすいかと思います。

5. 起動確認
無事に起動することを確認したら、ファンが全開にならないよう、
Macs Fan Controlで制御します。

以前はUSB2.0経由のフルバックアップに一晩かかっていましたが、
USB3.0/eSATAの効果はやはり絶大!

最大転送速度は、eSATAが3Gbpsに対してUSB3.0が5Gbpsと2倍近い差がありますが、
実測値は使用するケースに大きく依存するようで、今回使用したような安価なものでは
ほとんど差がないようです。

ファンの制御については、前回のiMac 2011を4TB化してファン対策に記録しています。

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