2016/05/07

新幹線の自由席に座れる確率を高めるには


年に何回か新幹線に乗ることがありますが、今の時期は帰省やUターンでごった返していると思います。

少しでも安く移動したい人は自由席を利用すると思いますが、東海道新幹線「のぞみ」には1〜3号車の3両しか自由席がありません。

お盆やゴールデンウィーク等の最繁忙期は、できる限り
指定席を取った方が無難です。

そんな時期でも、早朝や深夜なら自由席に座れる可能性が高まります。
通常期なら、まず間違いなく座れると思います。


基本情報として抑えておきたいのは、1車両あたりの定員です。
1号車は運転席とトイレがあるので5x13列=65人です。


2号車はシンプルに5x20列=100人です。


3号車はトイレと喫煙室があり、5x17列=85人です。

新幹線ホームは、ほとんどの駅でグリーン車(8〜10号車)付近に階段やエスカレーターがあるので、自由席を利用する人は、8号車から3号車まで5両分の移動をしなければいけません。

ここで、最も近い3号車の列に並ぶか、もう少しがんばるかで乗車後の快適さが変わってきます。
最悪の場合、3列シートの真ん中で2、3時間過ごすことになります。

もう少しがんばれるなら、1号車寄りの2号車の乗車口に並びます。
2号車は乗車定員が最も多いので、座れる確率が高くなります。
1号車寄りというのは、停車してから席を確保するまでの時間を短縮するためです。

一般的に、これから降りようとする人は階段、エスカレーターに近い方の出口を利用します。
始発駅でない限り、既に乗っている人がいるので、その人達がいなくなった席が狙い目なのですが、2号車に乗っていた人は、3号車寄りの出口から降りようとします。

そうすると、停車してから降りる人を待つ時間が発生します。

どの出口からも均等に降りてくるなら問題ないのですが、3号車寄り>1号車寄りとなるので、1号車寄りで待っていた方が、早く乗り込むことができます。

特に、上り(東京行き)列車の場合は、停車直前の車内の様子がよく見えるので、どの辺りが狙い目か見当を付けることができます。

最悪の場合は、1本見送るという手もあります。



繁忙期は5〜10分おきにのぞみが来ます。
新大阪始発と博多、広島始発のものが概ね交互にやってきますので、混み具合を見て乗るか乗らないか決めてもいいと思います。

そして、最も狙い目なのは、1号車の運転席寄りの乗車口に並ぶことです。

ホームとの位置関係で、1号車に乗っている人は、ほとんどが2号車寄りから降りようとします。

端から降りる人は、13列中の3列ほどで、よほど出口に近い人だけではないでしょうか。

それだけ乗降数の差が生じるということは、2号車寄りから降りる人を待つ時間が長くなるため、端から降りる人を数人パスするだけで、空いた席に座れる確率がグッと高くなります。

新幹線は1両25mほどあります。
8号車から3号車まで25mx5両=125mの移動で済ませるか、あと3両分75mをがんばるかで、目的地までの時間の過ごし方が大きく変わることを念頭に置いて、何号車を狙うか判断したいですね。

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