いつかハワイに住んでみたい自宅警備員ですが、やっと鉄道が開通するようです。
とはいえ、これまでも散々延期してきた計画なので、2018年の一部開業〜2021年の全線開業は参考値程度に考えておく方が無難でしょう。
路線図の西半分(空港の手前)までが先行開業区間とのことですが、
空港に到達しない時点で旅行者向けに作るものではないことが読み取れます。
しかも、空港駅の場所がバスやタクシー乗り場より遠く、旅行者は大きな荷物を抱えて100m以上余計に歩かなければなりません。
成田や関空と比べれば大した距離ではありませんが、この鉄道はアラモアナ・センターまでしか行かないので、ワイキキエリアのホテルに宿泊する人は、アラモアナでバスに乗り換える必要があります。
これでは、鉄道が開通してもワイキキ行きのバスに乗った方がラクですね。
メリットがあるのは、ダウンタウンやアラモアナ周辺が目的地の人達となります。
間接的なメリットとしては、目玉とされている渋滞緩和でしょうか。
マイカー通勤しているような人が電車通勤に切り替えてくれると、交通量が減って渋滞が緩和されます。
ワイキキ行きのバスもスムーズに流れますね。
まあ、車社会のアメリカでどこまで効果があるかは未知数ですが、本土の人よりもエコに関心が高そうなハワイの人達の意識がどれくらい変わるか気になるところです。
似たような事例は、沖縄のゆいレールでしょうか。
そこそこ利用者はいるようですが、幹線道路の渋滞は今も目立っています。
運行本数や時刻の正確さ、駅へのアクセス等、いろいろな要素が絡んで車を利用するか、電車を利用するか判断が分かれるところだと思います。
せっかく巨額の投資をしたのだから、使い勝手のいいものに仕上げてほしいですね。