2015/03/12

上野東京ライン開通でおいしいのは山手線ユーザー


自宅警備員も山手線を使います。

上野東京ラインが開業すると、東北線や常磐線から品川・東京に直通できるので、沿線の人は便利になるという話ですが、通勤ユーザーにとっては必ずしも良いことばかりではないようです。

よく言われるのは、帰宅時の着席機会が変わる点です。

上野で1本待てば座れていたのが、品川以南から北上してくる電車に上野で座れる可能性は限りなくゼロに近くなります。

東京からでも難しいでしょう。
新橋から乗れば、東京で降りる人が近くにいれば、運良く座れるかもしれません。

上野始発のものも半分程度残るようですので、2本待てば座れる可能性が高くなります。

5〜10分の待ち時間を我慢するか、立ったままでも早く到着する方を取るか、悩ましいですね。

今回の開業で、人の流れが大きく変わるのは、品川だと思います。

北を目指す人は、これまで山手線や京浜東北線を使って上野まで出ていましたが、開業後は東海道線に乗ることになります。
新橋、東京とビジネス街が続くので、帰宅時は混雑が酷くなるかもしれませんね。

品川の山手線ホームはいつも混雑していますが、北行きの大半は東海道線ホームに流れて、混雑が半減すると思います。(大崎・目黒方面行きは今まで通り)

朝の時間帯も、上野から乗り込んで来る人が大幅に減って、山手線・京浜東北線の混雑が緩和されます。

山手線ユーザーにとって、デメリットが見当たりません。
着席機会も増えると思います。

時刻表を見てみると、上野〜品川間を山手線で移動するのと、上野東京ラインで移動するのとで、乗車時間は数分しか変わりません。

山手線ユーザーは、今まで通り山手線をするのが最善の方法となり、流入量が減るのでゆとりが生まれる、快適な移動が可能となります。

東北線ユーザーは、すし詰め状態が少し長くなりつつも、乗り換えで駅構内を移動する手間は省けますよ、という開業効果になりそうです。




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