2015/03/19

ANA株主優待割引の搭乗手続きがラクになる


自宅警備員も仕事で地方へ飛ぶことがあります。

ANAカード会員限定のビジネスきっぷが普通運賃と同等でビジネス利用には使い勝手がいいのですが、さらに安くとなると株主優待券の出番です。

東京〜大阪程度ではビジネスきっぷの方が安いのですが、それ以上の距離となると、ヤフオクやチケットショップ等で3,000〜4,000円の株主優待券を買っても、株主優待割引の方が安くなることがあります。

プレミアムクラスにも安く乗れるので、マイル積算率やプレミアムポイントを稼ぐ時に役立ちます。

ただ、面倒なのが空港でチェックイン機に優待券を入れなければいけない点でした。

直接保安検査場に行くよりも数分余裕を持って行かなければならないので、朝の貴重な時間が無駄になるし、持って行くのを忘れて、急遽払い戻し&ビジネスきっぷの買い直しを経験したこともあります。

安さとマイル&ポイントを得る代わりに多少の不便を強いられていたのが、今年6月から発行される優待券が新しくなり、予約時に優待券の番号とパスワードを登録しておけば、当日空港での手続きが不要となります。

そんなに難しい技術ではないのに、なぜ今までやってなかったんでしょうね。

システムベンダーからの提案だとすると、その人も株主優待券ユーザーで、同じような不満を持っていたのかもしれません。

ANAとしては、優待券利用者の搭乗手続きのために、空港に設置しているチェックイン機をある程度残しておかなければならないという呪縛から開放されることになり、駅の自動券売機が減っていくように、空港内に設置されてる機械も徐々に消えていく運命にあると思います。

紙を出し入れする機械って、必ずどこかで詰まってしまうもので、定期的なメンテナンスが必要です。

機械の中からレシート等を出すだけなら、新品のロール紙が使えるので、ある程度コントロールしやすいでしょうが、利用者が持ち込むチケットやお札、切符等は財布の中で折れ曲がったり、シワになったり、水に濡れた跡があったりと、いろいろな条件を加味して受け入れるべきものか判定しなければなりません。

もちろん、受け取って機械内部に収納するまでの経路で詰まるリスクは、新品のロール紙の何倍も何十倍もあります。

そういった手のかかる機械を置いておくだけでコストがかかるなら、減らす方向に考えるのが営利企業の自然な姿です。

利用者にとっても便利になることは、どんどん進めていってほしいですね。

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